国際化に伴う外国人への対応、駅のバリアフリー化(エレベーターの設置や、安全面からのホーム柵の設置)による駅構造や駅施設の変化により、提供が必要とされる情報の内や設置位置が大きく変化していることに留意し、利用者にとっては複雑化・増大化した情報がわかりにくくてはストレスが高まるため、よりわかりやすい情報表現や、掲出方法に工夫をした。
2路線化により、仙台市の交通ネットワークが向上し、利用者の利便性の向上が図られるが、スムーズに利用していただくためにはネットワーク情報・運用情報をわかりやすく提供する必要があるため、従来の南北線で展開され、高い評価を得ている仙台市地下鉄サインシステムとするために見直し計画方針を立案しました。
各駅にて仕上がり材が違うため、サインと各駅の建築仕上げ材との取り合いに苦労しました。また、地上出入口から地下への資材の搬入が、建築が仕上がっている状況での階段での人力運搬だったため、非常に大変でした。工事後半には、搬入専門の班を編成したほどです。電車の試運転が始まっている中で、電車の運行ダイヤと調整しながら昼夜問わずの作業は、人員スケジュールの調整も含めて、限られた時間の中の作業となり、大変でしたが、無事開業を迎えられた時の感激は、感無量でした。