2023年度の仙台七夕まつりは、新型コロナウィルスの感染対策が大幅に緩和され、4年ぶりの通常開催となりました。市中心部は大勢の観光客で賑わい、コロナ禍前の活気あるまつりの風景が戻ったように感じられました。
その様な意義ある状況下において、仙台市観光化様より御依頼頂き、市役所本庁舎の七夕装飾を設置させて頂く事になりました。
業務内容としては、本庁舎正面のピロティ及び1階ロビー吹き抜けにおける吹き流し装飾の設置と、本庁舎屋上部の周知吊り看板の設置になります。
先ずは、周知用吊り看板の設置を行いました。
設置場所が屋上壁面となる為、ロープを用いて屋上に引き上げていきます。
屋上スペースにおいて吊り下げ用の金具を固定していきます。
無事に本庁舎屋上部分に看板が固定されました。
周知看板については、デザイン図を含めて制作させていただきました。
また、本庁舎正面のピロティにおいては約2.5Mの吹き流しを20組設置致しました。
夕方17時からの施工でしたので、作業が終わった頃にはすっかり日が暮れてしまいました
装飾自体は仙台市観光化様より御支給頂いたものです。
翌日には色取り取りの吹き流しが、綺麗に風に靡いていました。
最後に1階ロビー吹き抜けにおいて、約4Mの吹き流しを5組設置致しました。
こちらも装飾自体は御支給頂き、弊社にて準備した約7Mの竹で下地の櫓を組んで設置しました。
紐と番線を用いて強固に組み上げていきます。
竹の櫓を組み終えた後、滑車を利用して吹き流しを持ち上げていきます。
吹き流しを上げながら、折りたたまれていた装飾を綺麗に解していきます。
そして、5つ全て無事に持ち上げられました。
直径約80cm全高約4Mの吹き流し装飾は圧巻で、本庁舎吹き抜けの大空間に堂々と吊り下げられました。
色彩豊かな和紙の構成と様々な絵柄が組み込まれた装飾は、地域の歴史と文化を伝承する大変素晴らしいものでした。
仙台市役所観光課様の御担当者並びに、装飾を制作提供頂いた関係者様方々のお力添えの元、無事に施工を終えることが出来ました。
この取り組みを通じて、伝統ある地域文化に触れることが出来たことについて、改めて深く感謝申し上げます。