この度は、令和6年に多賀城創建から1300年という記念の年を迎えた多賀城市様より、埋蔵文化財調査センター展示室内の【展示パネル新設】【展示スペースへのガラス扉設置】【展示台修繕・新規展示台納品】【タペストリー設置用部材設置】の展示ディスプレイ工事で携わらせていただきました。
■展示パネル撤去・新設
展示室に入って1番最初に目に入る白い展示パネルを撤去し、新規で製作したパネルを設置いたしました。
ダークグレーのクロスを使用し、展示室内のシックな雰囲気に合うように仕上げました。
■展示スペースへのガラス扉設置
こちらの展示スペースのみ、もともとガラスの扉がないため他の展示スペース同様にガラスの扉をつけてほしい、というご要望でした。
ガラス業者さんに打合せから協力していただき、展示スペースの横幅・縦幅、どのような補強金具が最適か、調べていただきながら施工に取り組みました。
■新規製作展示台納品
上記の、ガラス扉を取付した展示スペース内に入るような展示台の製作をご依頼いただきましたのでそれぞれサイズが異なる展示台を3種類各個納品いたしました。
こちらの展示台は、メラミン化粧板を使用しているため表面硬度が高く、傷がつきにくく耐熱性や耐汚染性・耐光性・耐薬品性などにも優れており長く使える素材で製作いたしました。
また、展示台の天板にフェルトを使用し埋蔵品の滑り止めを防止っすることで安全にも考慮いたしました。
■既存の展示台修繕
展示室内にある既存展示台の修繕もご依頼いただきました。
具体的な修繕内容は、「シートを使用し展示台の色調統一」「キャスターの取付」「鍵修理」の3点です。
シート貼り作業では 湾曲している面や、凸凹部分、扉の小口部分の狭い面積など 施工を慎重に行う箇所がありました。
■タペストリー設置用部材設置
タペストリー取付部材の設置もご依頼いただきました。
こちらの作業では、今回新しく設置した展示用パネルと壁面へピクチャーレールの部材を取付いたしました。
■作業完了 全体写真
今年の3月に担当いたしました1300周年の機運醸成プロジェクトに続きまして、弊社にて施工させて頂きました。
自分自身 多賀城市在住のため、埋蔵文化財調査センター展示室が入っている多賀城文化センターは、学生時代に吹奏楽部の定期演奏会や夏のコンクール、その他コンテストでお邪魔したりとても思い出深い場所です。
ものづくりの仕事を通して 生まれ育った多賀城市へ少しでも恩返しができていたら幸いです。
また、この場を借りて携わって頂いた関係者様各位へ心より御礼申し上げます。